8年目の新人研修 [ ・講師の仕事]
2005年度春より、某社新入社員に対する『建築の基礎知識』の講師を務めさせて
いただくようになって今年で7年目。
例年1日半だったのですが、今年は0.5日増え丸2日間となりました。
しかも、今年の新入社員は男女合わせて27人(@_@;)
つまり、27人×0.5日=13.5人・日分の責任が増えるということで、これは責任重大!
人事は僕に何を期待しているのかを考えてみました。
そもそも、建築の知識はたとえ「基礎と言っても、2日程度で学べるものではありませんから、
半日追加したことは建築知識を深くさせたいのではなく、
社会人としての意識付け
を期待されているのだと理解しました。
これまでも研修を行なうにあたり、必ず最初に教えていることがあります。
それは、僕自身が「最初から知っていれば良かったのに・・・」
と思ったことでまとめるとこんなことです。
建物は古くなるけど、木は育つ! [ ・植栽計画]
ランドスケープデザイナーの新人時代、尊敬する上司のAさんから言われたこと。
「村松君、建築は完成すると古くなっていくけど、樹木は豊かになっていくんだ!」
僕が建築出身だから言われたのだと思いますが、当時は「そうかも~」と思う程度でした。
建築設計者の立場としては、年月を経て風格をまとう建築を作るが理想としています。
しかし、完成と同時に古くなることについては間違っていないと思ったものです。
そして、この時の言葉があったからこそ、自邸を建てると同時に多数の木を植えたわけですが、
毎日暮らしているとその変化と言うのはなかなか実感できるものではありません。
今回は、完成から6年半が経過した今、庭の木々がどれほど変化したかを写真で比較して
みたいと思います。

■2012.5.13のアプローチ
GWから1週間が経過し、木々の葉がほぼ出揃ってきました。
木々の中には、柔らかな黄緑色の葉のほかにも、花を咲かせている木も混じり、爽やかな印象を
与えてくれます。

■2012.5.13全景
設計時のコンセプトは、『雑木林の中のカフェ』でした。
僕が目指しているのは、木々の間から建物がチラホラ見える程度に木が育った状態ですから、
まだまだ目指すレベルには至っていませんが、庭にいるとかなり木に包まれている印象を
持てるようにはなってきました。
しかし、最初の年、この庭がどうだったかと言うと~
YSP-2200専用TVラックを製作 [ ・オリジナル家具]
中学の同級生から打診を受けてスタートした、アパートの内装計画に合わせて家具を作る
プロジェクトは、打合せを重ねてデザインが決まり、いよいよ家具を発注する段階になりました。
今回特筆すべきは、薄型テレビ専用5.1chホームシアター用音響システムである、
ヤマハYSP-2200専用のTVラックです。
YSPシリーズは薄型テレビ向けリアル5.1chホームシアター用音響システムで、
映画好きなKのためにお薦めしたわけですが、YSP-2200は本来、既存のTVラックの上に
TVのベースを跨ぐ形で設置するもの。
しかし、その設置方法ではシンプルで格好良いテレビが活かされないため、専用ラックを
デザインすることを提案しました。
それこそがまさに、オリジナルで家具を製作する意味にもなるから。
Kは当初、僕に家具デザインを依頼することを躊躇していたそうです。
その理由を後ほど、こんな風に吐露してくれました。
「家具をオーダーすることは、とても贅沢なこと。
今の自分には相応しくないのではないか?」
家具オーダーすることを決めた後で言われたことですが、これに僕はこう返事しました。
「家具も住宅も、本来は使用者の要望に応じて職人さんが作るものでした。
しかし、家具メーカーやハウスメーカーによって商品化され、作るものから買うモノになった。
しかし、それは大多数の人向けに企画され製造されたもので、選択肢の中から選ぶだけ。
その中に欲しいものがあれば構わないけど、見つからない場合も多いよね?
デパートや有名家具ショップでオーダーすればそれなりの価格になってしまうけど、
僕が作るのはそういうものじゃない。
もっと、日常的でありながら愛着がわく一生モノの家具だよ♪」
そんなこんながありましたが、今では納得して、家具が出来上がるのをとても楽しみに
してくれているそうです。

■天然素材のオイルを塗布した木材サンプル
今回は新規デザインの家具が2点あったため、使用する木材選びを兼ねて工房で打合せ。
樹種毎の概算見積りを作成してもらい、打合せの結果とクライアントの要望を採り入れて
再度図面を修正し、製作の依頼をしました。
今回オーダーする家具は、
①YSP-2200専用TVラック
②PC用ワーキングカウンター
③プリンタ用キャビネット
④ダイニングテーブル
の計4点。
当然、すべて無垢の手作り家具です。
クライアントであるKは、サンプルを観て高級家具材のウォールナットとチェリーを選択。
これは僕もかなり楽しみです♪
・・・と言うか、かなり羨ましいですよ(ーー;)
正解のない「答え」を考える練習 [■浜自家の子育て]
GW最終日の夜のことです。
PCを使うためにデスクに座ると、細く切り裂かれた新聞紙が机の上に散らかっています。
新聞紙の中には、刃が出たままのカッターナイフも置きっぱなし(怒)
さらに机の上をよく見てみると、刃の跡が2本ついているではないですか~<(`^´)>
■犯人が使用したと思われるカッターとデスクの傷(;_;)
この机は元々、ダイニングテーブルですが、僕が建築士試験を受ける際の勉強机として
BEAMSにオーダーして作ってもらったもので、とても大事に使用しているものです。
BEAMSの家具は製作者の意向で、首都圏4県でしか展開しておらず、僕達が結婚した際に、
唯一購入した家具がBEAMS渋谷店でオーダーした、メープルのキャビネットでした。
その後、浜松にUターンし、試験勉強のためダイニングテーブルを注文したところ、
BEAMSスタッフの方が浜松までわざわざ持ってきてくれたモノなのです。
(キャビネットはひなたCAFE店内の日かげ席に置いてありますよ~♪)
すでに細かい傷がたくさんついているし、今回付けられた傷は深い傷ではありませんでしたが
「これはちゃんと教えておかないといけないな~!」
と思い、翌朝、登校する前の娘達に、問いただしたところ、
小5の長女あすかが泣きながら白状しました。
「ご、ごめんなさい。もうしません・・・。」
「あすかは何で泣いているの?」
「お父さんの大事な机を傷つけてしまったから・・・。
それとカッターを勝手に使ったから・・・」
「お父さんは別に怒っているわけじゃない。それよりもガッカリしたよ。
あすかはもう小学校高学年だよね?
カッターマットを使わないで、机の上でカッターを使ったらどうなるかわかるよね?
この傷は削ればキレイになるけど、そんなつもりはないし弁償して欲しいとも思ってない。
ではどうしたら良いか、今夜までに考えて紙に書いて見せて欲しい!」
「わかりました・・・」
大人のTSUTAYA 『代官山 蔦谷書店』(後編) [■建築探訪]
経済的にも時間的にも余裕のある団塊世代を対象として、2011年12月にオープンした
おとなのTSUTAYA『代官山 蔦谷書店』を核とした複合施設「代官山 T-SITE」の続きです。
今回はT-SITEの奥側にある、『GARDEN』を中心にランドスケープなどを軽くご紹介します。
■“T”の字をモチーフにデザインされた蔦谷書店の外壁
インターネット配信の普及により、わざわざ外出しなくてもビデオや映画を観ることができる
時代のリアル店舗を模索し形にしたのが、この『代官山 蔦谷書店』と言うお店の形態。
インターネット販売は、店頭に並べなくても倉庫の中のモノまで売ることができるわけで、
リアル店舗でこれに対抗するには、やはり「ないものはない」ようにするしかない。
通常、リアル店舗では流通するDVDの10%程度しか店頭に並べることができないため、
ターゲットである団塊世代がティーンエイジの頃に観た映画を観たくても、DVD化されていない
ということがあったわけです。
そこで古い作品もすべてデジタル化してHDDに保存し、注文があったタイトルを
15分程でDVDに焼いてその場で渡してくれるそうです。
待っている間に店内のスタバでコーヒーを飲んだり、気になるビジネス書に目を通したりと、
自由に過ごすことができる空間になっているのですねー♪
そう言ったハードに加え、マンサービスも充実させているのが『蔦谷書店』の特徴です。
例えば、僕がホームシアターを楽しむ際、TSUTAYAのDVDレンタルを利用するのですが、
困るのは探しているDVDタイトルが見つからない場合。
聞きたくても店員さんがいないことが多く、ウロウロすることが多いのです(ーー;)
こういうことがあるだけでも、店舗に足を運ぶことを躊躇してしまうわけですが、各ゾーンに
専任のコンシェルジュを配置することで、快適にコンテンツが選べるような極め細やかな
サービスを提供してくれるわけですねー。
それもこれも、人がわざわざそこに行きたくなるためのものであり、そこに行きたくなる
仕掛けを用意してくれています。
それが気持良いランドスケープであり、魅力的な店舗、きめ細かなサービスなんでしょう♪
大人のTSUTAYA 『代官山 蔦谷書店』(前編) [■建築探訪]
本、映画、音楽、喫茶という文化を、誰でも気軽に楽しむための店、TSUTAYA。
そのTSUTAYAを企画運営する会社が、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社、
通称、CCCだということをご存知な方は少ないかも~。
つまり、「文化のコンビニエンスストアをFCで展開する」と言う企業目的そのものが、
企業名に表現されているわけです。
TSUTAYAでCD、DVD、書籍をレンタルする際は、Tポイントカードという会員カードの
登録が必要なのですが、2012年1月現在、全人口の30%、20歳代では64%以上が
保有しているそうです。
一方、時間的にゆとりのある60歳以上では保有率10%に留まっている。
そこで50歳以上の成熟した時間にもお金にも余裕のある大人を「プレミアエイジ」として
位置づけ、「プレミアエイジを対象にTSUTAYAを作るとこうなる!」と言うモデル店舗が、
代官山 蔦谷書店をメインとした、代官山T-SITEなのです。
■代官山 蔦谷書店 ※「代官山T-SITE」は、「蔦谷書店」と「GARDEN」の2ゾーンから成っています。
「T」をモチーフにしてデザインされたGRC(ガラス繊維補強コンクリート)を用いた外壁。
CCC内で当初、「代官山プロジェクト」と呼ばれていたこのプロジェクトは、2010年に80以上の
建築設計事務所に呼びかけ、一次審査を通過した11の基本設計案から建築家を選定し、「T」の
文字をモチーフにした印象的なファサードを提案したクライン ダイサム アーキテクツに決定。
RIA(アール・アイ・エイ)を共同設計者としてこの印象的な外観が実現したそうです。
初めてのお料理教室 [ ・メニュー開発]
GW初日の土曜日は朝から日帰りで東京へ。
午前10時前に降り立ったのは東急東横線『学芸大学駅』。
レッスンは11時からのため、駅前のドトールで時間調整をして向かったのは・・・

■焼菓子とジャムの店 Maison romi-unie(メゾン・ロミ・ユニ)
お菓子研究家で鎌倉のコンフィチュール専門店(株)romi-unie代表 いがらしろみさんの
焼菓子とジャムのお店。
1階が焼菓子とジャムのお店になっており、お菓子教室は2階で定期的に開催されています。

■お菓子教室の様子
僕が受講したのは、基本のジャム5種類の作り方を教えるジャム・レッスンの入門編。
実習はなく、先生が作るのを見て覚えるタイプでした。
ご覧のように9名の定員に対し、男性の参加者は僕だけ(笑)
申込みは嫁さんがしてくれたのですが、受付け15分でSold Outの超人気お教室。
同じ受講者から聞いたのですが、過去には熊本から来られた人もいるようです。
僕が座った席と同列の女性は神戸から参加で、これから神戸でお菓子屋さんをはじめられる
そうで、是非頑張って欲しいと思います。
これまでもジャムを作って販売してきましたが、本やレシピを参考にしてはいますが、
ほとんど独学でやってきました。
しかし、、、
作る量が増え、色々とわからないことも増えてきたこともあり、今回は嫁さんの薦めで一度、
基本のジャム作りを学ぶことになったわけです。
電力消費を抑えて夏を快適に過ごすために [ ・家庭菜園]
この家に住んでこれまでに6回の夏を経験しましたが、「辛い!」と言うほどの
暑さを感じるのは例年8月10日頃~20日頃の間だけ。
それも「正午を過ぎて西日が差す時間帯」ということもわかっています。
と言うことは、吹抜け西側に面したガラスに遮熱対策をすることが最も効果が見込めるはず。
その具体的な対策とは、
①ガラスに遮熱フィルムを貼る
②ガラスの外部にヨシズかブラインドを設置する
③グリーンカーテンで日射を遮る
となるわけで、①か③を第一候補として、「いつ」「どのように始めるか」を思案中でした。
そこへ、2月25日(土)に「地球のたまご」で開催された『緑でつなぐまちづくりセミナー』を
受講し、③グリーンカーテンを選択することを決断することにしました。
もし仮に効果がなかったとしても後で、①遮熱フィルムを貼ることも可能ですしね(*^_^*)
■プランターに植えたばかりゴーヤの苗
今回は700型のプランターを4台購入し、5品種、8本のゴーヤ苗を植えました。
写真のゴーヤは「サラダゴーヤ」と言う品種で、生食用に苦みを大幅に抑えて、シャキシャキ
とした食感を楽しめるそうです♪
夏、冷房に頼らないで暮らすための工夫 [ ・家づくり勉強会]
「地球のたまご」で4月28日(土)から一般公開されるモデルハウスを見学したことで
刺激を受け、ようやく記事を書くことを決めました。(イラスト描くの面倒だったし・・・)
■2階主寝室に設けられた窓
一枚の木製縦格子が窓ガラスの「外側」を走ります。
いわゆるバーチカルブラインドのようなものですが、窓ガラスの外側に設置したことが
夏、エアコンに頼らずに過ごす上で大きな意味があります。
「地球のたまご」のモデル住宅見学会(内部編) [ ・家づくり勉強会]
OMソーラーさんの本社研究施設「地球のたまご」見学会レポートその2。
今回は、4月28日(土)一般公開となるモデル棟の「内部」です。
■1階LDKのダイニングとキッチン
コンパクトながら機能的なLDK空間として上手くまとめられています。
空間に良く合った家具が上手く納められていることもその要因だと思います。
なお、全体的に天井高は低めの設計となっているため、「圧迫感があるなぁ」と
感じる方と「落ち着いて居心地が良い」と感じる方に分かれると思います。
ここで一つ知っておいていただきたいのは、この様な場合、設計者の
「建物の高さを抑えて均整のとれた外観にしたい」
と言う意図があるかもしれません。
と言うのも、僕がデザインする際は常に、室内の居心地と外観のプロポーションを
セットで考えるからです。








