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住宅プランの作り方 [  ・ホームシアターの家]

年末年始は、(仮称)ホームシアターの家のエスキースを進めていました。

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■1stプランの2階リビングからの内観パース
右下のメモにあるように、2012年12月30日24時に描いたもので、現場を見て
最初にイメージしたのがこの絵でした。

他の設計者の皆さんがどのようにしてエスキースを進めているかはわかりませんが、
今回は僕が行なっている手順を簡単にお話ししてみようと思います。

 

IMG_0266.jpg
■A5サイズのメモパッド RHODIA(ローディア)
発想を広げる作業としては、ちょっと小さいですが、いつでもどこでも持って歩けるのと、
紙が適度に厚く、ペンの走りやすくて発色も良いため、日常的なこれでプランを発散させます。

 

IMG_0267.jpg
■PLAN-1 2012/12/30 24:00作成
1stプランは、三間半角の3階建てを基本に、吹抜けの他、エントランス、階段や
ダクトなどコアの取り方を展開させていき、その中でのベスト解を探って行きます。

 

IMG_0269.jpg
■PLAN-2~PLAN-6 ※1/2~1/4作成
駄目な案も残しておくことで、他のプランを作る際に同じ失敗を繰り返さないで済みます。

また、クライアントから「こういう案はどう?」と聞かれた場合でも、
「検討しましたけどお薦めできませんよ!」と即座に返すことができますし、
見てもらってそれに対して意見を聞くこともできますね。

 

IMG_0271.jpg
■PLAN-7 ※2012/01/04作成
これであれば、OMソーラーによる太陽熱利用対応も可能だと思いますから、
エレベーション(立面図)で「窓」のチェックもして、1stプランはver.7で提示できる
プランが完成。

ちなみにプランと言っても、所詮は1/200スケールですから、ゾーニングに近いもの。
機能配置動線チェックが主な目的となります。

 

つまり、1/200ゾーニング案でスクリーニングをし、1/100スケールでは収納と構造の
確認をし、実施設計段階で1/50の平面詳細図、断面詳細図、室内展開図を描いて、
モレや間違い、不整合を潰していきます。

設計作業とは、クラインアントの要望を予算などの建築条件を前提に詰めて行く
ことです。

イメージとしては、ラジオのチューニングに近いもので、行ったり来たりしながら
最も良い案に収束させていくような感じでしょうか?

 

ビジネスの設計も同じですが、紙の上で成立しないものはリアルでも成立する確率は低く、
仮に上手くいったとしても、それは偶然のもので、設計(意図)されたものではありません。


設計者は、それまでの経験とコミュニケーションを元に、あらゆる可能性を模索し、
成功確率を高めることが仕事と言っても過言ではないと思っています。


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plusgate

なるほど~^^
確かにボツ案も残しておくと便利ですよね。
ホームシアターの家のその後も楽しみにしています^^
by plusgate (2013-01-07 14:17) 

浜松自宅カフェ

●Booちゃん、jun-arさん、chihoさん、たいせいさん
 nice、ありがとうございます。

●plusgateさん
 実はコレ、2005年11月上野の東京藝大美術館で開催された
 「吉村順三建築展」で、氏が小さなRC造のローコスト住宅を設計した際の
 スタディを見て、とても衝撃を受けて始めた方法です。
 確か、1/200のエスキースだけでも1年以上がかけられていたと記憶
 していますが、プランの進化の様子がメモ書きと共に整理されていて、
 「ナルホドこれで決まりだよね!」と思った次第です。

 思考がグルグルとループすることがありませんから、ロジカルにプランを
 追う場合には有効な手法だと思いますが、一方で石巻市の公園計画の
 時の様に直感的に閃く場合もありますけどね(^_^;)
by 浜松自宅カフェ (2013-01-07 16:38) 

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