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ZEHの問合せが増えた! [  ・講師の仕事]

「ZEH」と言う単語を見たこと聞いたことある方も多いと思いますが、定義を
具体的に説明できる方は少ないようです。

ZEHとは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略で、「ゼッチ」と呼称されています。

一言で言うと、一年間の消費エネルギーがゼロ以下となる住宅のことですが、

「人が住んでいるのにエネルギーがゼロなわけないだろう!」

と思われるため、理解がされ難いのだと思います。 

 

もう少しわかるように説明すると、

「太陽光発電などでエネルギーを創るエコ住宅」のことで、
厳密には、家庭内(住宅)で使用する年間の総エネルギー消費量分を、自前の
太陽光発電総量でまかなうことができることを言います。

 

経産省の定義では、「年間の一次エネルギー消費量がネット(正味)で概ね
ゼロになる住宅」とされていますが、分かりやすく言うと、

「自家発電して、自分の消費分をまかなうエコな住宅」

と思って良いと思います。

 

と言うのは、一般の方向けの説明ですが、プロ向けにはそんな簡単な話では
ないため、具体的な仕様を決めるには深~~~い理解が必要ですが、
一筋縄では理解できないため、小学校1年生レベルから徐々に説明して、
やっとイメージができるようになるようです(笑)

ちなみに、本当に小1レベルからと言うわけではなく、ZEHを自身で設計できる
レベルを高校生卒業レベルとすると、義務教育からと言う意味です。 


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東北で改正省エネ基準セミナー [  ・講師の仕事]

ここのところ新しい企画の立上げやら何やらで立て込んでいて、ブログの更新が
出来ませんでした・・・。

中でも集中して取り組んでいたのが、宮城県栗原市内の建材屋さんからの依頼で
お受けした地元の工務店さん向け勉強会の講師。


今回要求されたテーマは、2020年の省エネ基準適合義務化の解説から始まり、
対応方法ですが、法をネガティブに捉えるのではなく積極的な活用方法に踏み込んで
説明致しました。 

DSCF5503.jpg
■セミナー会場準備中
会場は、商工会議所の大会場室です。
今回は、工務店さん中心に建材屋さん含めて18人。

自己紹介から始まり、住宅省エネ化の今後の方針、省エネ法から建築物省エネ法
変わる話など、初めての方でもわかるように時系列に流れを解説しました。


その後で、本編となる25年基準から始まる「外皮平均熱貫流率」の考え方、計算方法を
中心に解説し、簡単なモデルで実際にUA値を算出してもらいました。

一次エネ計算の実演もやりましたが、このあたりになると理解が付いてこない状況。
しかし、これは電話でもサポートできることですから、サワリだけに留めておきました。

 

DSCF5500.jpg
■会場準備(その2)
求められたテーマは以上ですが、地方の工務店さんや建材屋さんが悩んでいるのは
そこではないと考え、ここからはややお節介ながら「2020年以降の工務店生き残りのヒント」
と題して、3例ほど先進的な事例を紹介して正味3時間のトークを終了致しました。

 

こういう勉強会は、パワポだけで一方的にお話してもなかなか付いてこれるものでは
ありませんから、黒板やホワイトボードを使用しゆっくり丁寧に理解を深めてもらうことで、
不安を払拭してもらえたと思います。


工務店生き残りのヒントや雑学なんかも刺激になったようで、終了後のアンケートでは

「もっと勉強しないといけないと思いました!」

「戦略を学びます!」

「人口減少問題の認識が変わった!」 

など、僕が伝えたかったメッセージが伝わったように思いました。

 

今回は、省エネ基準対応にフォーカスした勉強会にしましたが、マーケティングや
経営戦略についても引き出しを用意していますから、また2度3度とお声掛けを
いただければ、 より理解を深めて具体的な行動ができるようになると思います。


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ミカンの幼果はなぜ『緑色』なのか? [  ・講師の仕事]

拾ったドングリを芽生えさせて森を育てるイベント、「森のたまごvol.5」がいよいよ
今週末6/26(日)に開催されます。

私は冒頭のオープニングトークで、イベントの主旨を説明する役割なのですが、参加者の
半分は常連さんですから、ちょっとしたネタをお話するようにしています。

「今回は何をお話しようかな~?」

と考えていたのですが、毎朝庭の柑橘をお世話していたところある疑問を抱きました。

 

「ミカンの幼果はなぜ『緑色』なんだろう?」 

DSCF4401.jpg
■庭の柑橘の幼果(6/11現在) 
あまりに見慣れた光景に疑問を持つ人はまずいないですよね?

私も同じだったのですが、前にも書いた通りこの子は5年かけてやっと実を結び始めた
こともあり、GWの開花以降毎朝お世話するのが日課になっていて、あることに気づいた
ことが疑問を持つ切っ掛けでした。

私の推測では、2つの理由が考えられました。

 

「森のたまご」では、自然に感心のある大人や子供が多く参加されますから、
この話題を振ってみようと思います。 

ちょっと考えてみれば1つはすぐに分かると思うのですが、もう一つはなかなか
気づけないはず。
でも、あるヒントを与えれば、「あっ!」と思うはずなんですね~。


さて、こんな感じで自然には意味があることを楽しく学んでいただき、もっともっと
自然に興味を持ってもらえたらと思っています。
 


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建築手法による「想い」を形にする起業支援セミナー [  ・講師の仕事]

11/14(土)夜、ひなたCAFE流、やりたいことを仕事にするための

「想い」を形にする起業支援講座&ワークショップ 

第1期生のための無料ガイダンスを、浜松市中区モール街にオープンしたばかりの
交流スペース「Any」にて行ないました。

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■会場の様子
こ~んな感じで行ないましたが、今回の受講者は1名のみ。

元々、多人数を対象にしていませんでしたし、1名でも全力でやろうと決めていました。
むしろ独りでも受けようと言う勇気と変えようと言う気持ちに僕も気合が入りました。


さて、今回の講座タイトルですが、ひなたCAFE流と言うのは何かと言うと、

建築手法によるアプローチでの起業設計

と言うこと。

 

DSCF5667.jpg
■自己紹介のパワポ
今まで約25年間で携わった公共事業、建築、住宅プロジェクトを一部とは言え、まとめて
お見せするのは始めてでしたが、中々面白いと思いました。

今回のセミナーについて「Any」スタッフの方から相談を受けたことで、ひなたCAFEを
立ち上げたプロセスを振り返ってみたところ、建築手法によるアプローチだったことに
気付きました。


僕自身、経営や営業について専門的に学問として学んではいませんが、これまでの
経営論や営業論の多くは右肩上がりの経済情勢を前提にしたものばかり。 

人口減少時代の今は、その真逆ですから過去の間違った手法を学んでもあまり意味が
ありませんから、そのことも冒頭でお話ししました。


その上で、僕の立ち位置を説明するために、これまで携わった公共工事、建築、住宅に
携わった事例を元に、大きなものから手の平に乗るものまでゼロイチ思考で、真っ白な
土地に形を創りだす手法
から、起業のご支援をすることを説明致しました。

 

今回受講された女性は、この7月に既に起業された方でしたから、内容を変更し、起業に
必要な3要素と仕事の本質について説明したところで、今の状況を伺うと今後は
スクーリングよりも、クライアントに寄り添って悩みや要望を聞き、客観的に意見を述べ、
自身で方向性を決められる手助けをすることが求められていると感じました。

そんなことから、 次回は今の状況をインタビューし、クライアントの頭の中を見させて
いただくことから始めることになりました。

 

建築設計のプロセスは、クライアント側の散らかった要望を整理統合し、予算と
照らし合わせて重み付けをしてまとめあげる作業ですから、今回もそのアプローチで
クライアントが抱える重荷を少しでも軽減させることができたらと思っています。

 

DSCF5671.jpg
■Anyエントランス
整備前と比べて明るく開放的な空間になって、街並みが良い方向になってきました。
地方都市の再生モデルになるため、今後も出来る範囲で支援したいと思います。


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建設プロセスを活用した起業支援 [  ・講師の仕事]

企業支援をされている金融機関の方から聞いた話ですが、浜松と言う町は
どういうわけか全国的に見ても起業家が多いようです。

他の都市で起業講演すると、「なぜ浜松には起業家が多いのでしょうか?」
と非常に驚かれるそうです。 

同じ静岡県内でも、静岡市の気質よりも浜松市の気質の方がその傾向が
強いと別の方からも聞きました。

そんな、、、

・起業したいけどどこから手をつければ良いのかわからない。

・小規模でリスクを抑えて始めたい。

・自分が作る商品(サービス)が受け入れられるのか知りたい。

と言う方のために、起業支援講座&ワークショップを担当させていただくことになり、 
HP募集用のイメージ写真とコンテンツの内容を文書にして送りました。

「ムラマツさんなら、ライターさんに書いてもらわなくても大丈夫でしょ?」

ということで(笑)

 

それで、講座の説明文を書いていたら、結局はこのブログで書いてきたこと、行なって
来たことの集大成的な内容になり、自分でも驚きました。

「これまで行なってきたことは結局、ここへ収束するのか!」

と。 

DSCF5149.jpg
■事例紹介
ひなたCAFEを立ち上げるまでのステップを題材にしながら、他の企業の成功と
失敗を解説して学んでいただこうと思います。

ひなたCAFEのコンセプトをどうやって作りあげたのかは、建築基礎講座で行なった
内容ですが、受講してくれた方から「夫が協力してくれるようになり、会話しながら
一気に進みました」と大変感謝されました。 

 

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■アウトプットの様子
講義でインプット、それを受けて各自がアウトプットをしていけば、事業計画書が
完成するようにしたいと思います。

建設プロセスと同じと言うのは、要は「ゼロをイチにする」行為だから。
まっさらな土地にどんなコンセプトでどんな絵を描くかは、施主と設計者の合同作業
ですよね?

それは、工事費何億円もの公共事業も、数千万円の個人住宅も基本は同じ。 

 

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■実行予算書
ひなたCAFEを創った際に実際に使用した実行予算書です。
これも建設コンサル時代に経験したものを、起業準備向けにアレンジしたもの。

 

こんな感じで、自分の強み弱みを分析し、事業コンセプトが固まり、予算の割付が
できれば事業計画書の案が完成しますから、家族や友人などの協力者に相談が
できるし利害関係者との調整も可能になり、計画の完成度が上がります。

あとは、当事者として実行するかどうかの決断になりますが、通常ここまで来れば
実行して自分達の考えが正しいかどうかを確認したくなりますから、想定された
リスク内で起業ができるというわけです。

「いや、そんな簡単にはいかないだろ!」

と言われるかもしれませんが、一つの事実として、僕達はそうやりましたから
それをお伝えしてみようと思います。 


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寒いとは?暑いとは?(後編) [  ・講師の仕事]

「寒さ」による健康被害を減らすには、まずは「寒い」とはどういうことか知ること
だと思いこの記事を書いています。

そのため、後編では「寒い」「暑い」を定義して説明してみたいと思います。

スライド13.jpg 
■寒い、暑いとは?
定義を説明するとこんな表現になるのですが、大事なのは温度や湿度ではなく、
主語は人間である「あなた自身」感覚だと言うこと。

つまり、誰でもなく自分が寒いと感じることなのですが、それは、

このまま低い温度の状態が続くと健康を害しますよ!

と身体が教えてくれていると言うことで、身体からのアラームだと言うこと。

 

例えば、「喉が渇く」と言うのも、体内の水分が抜けて足りない状態のアラーム
ですし、「眠い」と言うのも脳や身体が疲労している状態を知らせてくれて
いるわけですよね。 


「寒い」に話を戻しますが、そもそも人間の体温は生命活動そのもの。
恒温動物である人間は、摂取した炭水化物を体内で燃焼させて熱を作ります。
これは深部体温と言って、内蔵や脳などの臓器を正常に働かせるためのもの。

雪山で遭難した場合に凍死するとは、人体が凍ることではなく熱生産が
追い付かず、結果として深部体温が低下して低体温症になり、生命活動を
維持できなくなって死に至ること。


これは極端な例ですが、寒さを感じる状態は人体の免疫システムが弱まりますから、
細菌やウイルスに対抗できず風邪を引いてしまうことになるわけです。

 

僕は3年前にこのことに気付いてから、自宅では積極的に石油ストーブを焚き、
ヤカンで加湿をして室温20℃、湿度60%程度になるようにし、
長袖のアンダーウェアを積極的に着用するようにしたところ、風邪を引かなくなり
インフルエンザにもかかりにくくなりました。
インフルエンザの保菌者から大量にもらうとやはり発症していまいますが(笑) 


今回のセミナーでは、この点を丁寧に説明させていただいたのですが、皆さんとても
真剣に聴いていただけました。

浴室死亡者数の説明をした際も皆さんの周囲で亡くなった方が多かったようで、
まずは脱衣室で服を脱ぐ前に、浴室内の壁面をシャワーで温めることですぐに対策
できますから是非お試し下さい♪


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寒いとは?暑いとは?(前編) [  ・講師の仕事]

この土日は「住まいと健康」について、イベントのセミナーでお話をさせていただきました。

一般のお客様が対象でしたが、その中で「知らなかった!」「参考になった!」とご感想を
いただいた部分を抜粋してご紹介いたします。

スライド10.jpg
■浴室起因の死亡者数データ
これを最初に教えるとかなりの方が驚かれるのですが、交通死亡者数よりも家の中
特に浴室が起因で亡くなる方が3倍以上いらっしゃいます。

厳密に言うと、浴室内で亡くなるわけではなく、浴室と脱衣室が原因で亡くなることが
推定されていると言う方が正しいです。 


推計データですが、年齢別、月別の内訳を見ると、

1.殆どが高齢者

2.冬期に多くが亡くなっている

事実から、「寒さ」が原因だと言うことが容易に想定されます。 


そのため、「寒さとは何なのか?」を知っていただき、 今すぐにご自宅でできる
浴室の寒さを取り除く方法を覚えて帰っていただきました。

スライド11.jpg
■寒さ、熱さとは?
寒さ、熱さを決める要因で誰でもすぐに思いつくのはこんなものでしょう。

1.気温(室温)

2.湿度

3. 着衣

4.気流(風)

もちろんどれも関係しますが、、、無風の室内で最も大きく関係しているのは

 

5.周囲の壁面温度

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■体感温度
一般に浴室や脱衣室は北側に配置されることが多く、廊下を挟んでいますから、
暖房されることがあまりありません。

また断熱性能が低い住宅の場合、仮に暖房をしても、外気温が0℃を下回るような
寒い日は壁面温度が非常に低くなりますから、入浴のため脱衣室で服を脱ぐと、
体表面から壁面や窓に向かって「放射」と言う形で身体から熱が奪われていきます。


このような条件の場合、体感温度は室温と壁面温度の平均値に近くなりますから、
暖房して室温が25℃だとしても、壁面温度が5℃であれば体感温度は15℃となり、
「寒さ」を感じると言うことになります。

 

では本題ですが、「寒い」とは具体的にどういうことで、それがなぜ健康に悪い影響を
及ぼすのかと言うのは次回にしたいと思います<(_ _)> 


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創造性、創造的思考を考える(その2) [  ・講師の仕事]

前回に引き続き、創造性クリエイティブ思考に関する僕の考えのまとめです。

これは公共施設のランドスケープデザイン、住宅のプランニング、事業計画の立案など
新しいアイディアを考える際に実際に行なったことから、私が思っていることですから、
すべての人に当てはまるかどうかはわかりません。

しかし、僕の場合はこれで発案したものだけが実現に至っていますから、実感として
これで良いだろうと思っています。


では、解答編です\(^o^)/

スライド3.jpg
■まず発案(Fig.3)
発案自体は、こんな感じで他のアイディアとはまったく脈絡なく思い浮かぶことが
多いですが、通常はこの状態を「思い付き」とか「ジャストアイディア」と言いますね。 

一見するとこれまでの論理から外れていますから、他の論理思考の方から見ると
まったく理解できない状態です。

「話が飛んでいる!」とか「それで売れるとは思えない!」

と言われてしまうことが多いと思います。 

 

ところが・・・

スライド4.jpg
■ロジックがつながる(Fig.4)
前回、「思考法が違う」と言ったのは、案Xが上位の考えから降りてきたものではなく、
案Xから上位の考えに結びついて、ロジックがつながった状態です。

こうなると案Xの意図が論理展開できますから、説明が可能になり判断がされ
やすくなります。
(わからない人にはこれでもわからないです・・・。
 完成して結果が出て始めて、理解できる程度でしょう)

 

でもってここからはまったく自分自身がしていることですが、

発案 ⇒ ロジック展開

ここに要する時間はどんなだと思います?

 

僕の場合は、殆どコンマ何秒です。

つまり殆ど一瞬のことで、発案した後で一気にロジックが広がる感じです(^_^;)
良く音楽アーティストが「降りて来た!」と言われますが、まさにそんな感じ。


こうなると早くて、イメージ(案X)をそのまま手からペンで紙にアウトプットしていく
だけになります。
その後、多少の修正は発生するものの、骨格はこれでほぼ確定します。 


この経験を最初にしたのは、宮城県石巻市の小さな公園をデザインした時でした。
その時のことは今でもハッキリと覚えています♪

こういう時は、クライアントに提示するとほぼ一発で確定してしまいますし、
これ以降はほぼ強制的に出来るようになってきました(^^)v

 

ですから、新しいアイディアが必要な時はそうなるように自分の行動を仕向けます。
と言うより、日常からそうなるように意識が変わったと言う方が正しいでしょうか?

そのことを書いているのがこのBlogであり、特に自然体験に関する部分が大きく
影響しています。

 

あと、説明するとしたら脳の使い方ですが、こういう話題って興味あるんですかね? 


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創造性、創造的思考を考える [  ・講師の仕事]

先日、いつものデザイナーや設計者、ディレクターが集まって忘年会を行なった際に
創造性に関する話題になり、これまでに出会った人や経験から得た考えを述べさせて
いただきましたので、一度簡単にまとめておこうと思います。

スライド1.jpg
■ロジックツリーの例
例えば、ある事業者や経営幹部、上司から「売れそうな住宅を考えろ!」
言われたとします。 

すると、有名大学を出た優秀なスタッフが

・デザイン(=意匠性)が格好良い住宅

・誰もが快適に暮らせる住宅

・子供の頭が良くなる住宅

と言う案を出します。
どれも売れそうな住宅のアイディアとして、それぞれの具体案を数案考えます。 


さらに、お金を使ってマーケットリサーチを行ないます。
グループインタビューやサンプル数千人規模のアンケートを取り、統計処理をして
重み付けを行ない、上位3案について試作を行なって実際に使ってもらいます。

そのアンケート結果は上々で統計データを元にクライアントにプレゼンし、承諾を
得て正式に予算が付き、多大な広告費を使って雑誌広告やネット広告を制作し
満を持して販売してもあまり売れません・・・。 

(実際によくある事例です)

 

これは何がいけないんでしょうか?

手段として間違っているように思えませんが、事実として売れないわけで目的は
達成できていませんから、失敗と言わざるを得ません。

 

ところが、、、

大学どころかまだ小学生の子供が思いつきで言ったアイディアにごく一部の人が
反応し、その子から詳しくインタビューをすることを決め「案 X」と言うコンセプトを
導き出し、具体的な形にまとめ上げてその小学生に見せたところ大喜び\(^o^)/

「僕が本当に欲しかったのはこんな家だ!」 

と(笑) 

大喜びしているのはその小学生だけで、試しに数千人規模のアンケートをとっても
「非常に魅力的」と回答したのはたったの3%。 

しかし、その小学生はクライアントの孫だったことから、発売が決まり小さなモデル住宅を
作ってひっそりとオープンしたところ、自然とクチコミで話題になり来場者が増え、成約も
増えてきました。

(架空の話ですが、似たような事例はいくつもあります) 

 

これを先ほどのロジックツリーに当てはめるとこんな感じででしょうか? 

スライド2.jpg
■ロジックツリー(その2)
と書きましたが、この絵は間違っています。

いや、創造的な案と言う意味では間違っていないですが、思考法と言う点では
間違っています。

 

さて、どこが間違っていると思いますか?

次回で僕の考えを述べますが、何が間違っているのかぜひ考えていただけたらと
思います。 
(あくまで僕の思考法であり、僕の考えですからそれしか無いと言うわけでは
 ありません)


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低炭素住宅の認定基準とは [  ・講師の仕事]

「低炭素住宅セミナーをやることになったので、説明用資料を作って欲しい」


と営業系の人からの依頼があり、本来の仕事ではありませんが早速作って送ったところ、


「専門的過ぎるから、もっとわかりやすくならないですか?」
 


とのご意見・・・。


「ん?誰に対して行なうの?建築屋さんではなく施主向け?工務店向け?」


と質問したところ、工務店向けとのこと。

僕としては、建築屋さんが必要とする正確な情報を、営業系の人がギリギリ説明できる
レベルで作ったつもりでしたが、やはり無理だったようです・・・(#^^#)

スライド7.jpg 
■低炭素「住宅」の認定要件
これは国交省から「エコまち法に基づく低炭素建築物の認定制度の概要」と言う
解説資料を要約しただけのもので、この後に各部分の解説資料を入れてありますが、
それが無理と言う感じでした(>_<)


元々、僕が講師をするつもりで作った解説資料でしたが、経費の関係か僕に依頼する
つもりはないらしい・・・。 

 

ですが、依頼者の要望に応えるのもプロフェッショナルな仕事と思い、
「住宅」を「人間」に読み替えたらわかりやすいんじゃないかな?と思いました。

 

●「住宅」 ⇒ 「人間」

●「低炭素住宅」 ⇒ 「低炭素人間」

●「(建築の)外皮性能」 ⇒ 「衣服の断熱性能」

●「年間エネルギー消費量」 ⇒ 「一年間に食べるご飯の量」


すると上の表は以下のように表現されます。 

 

スライド8.jpg
■低炭素「住宅」を低炭素「人間」に置き換えた例
求められる外皮性能や年間エネルギー消費量は、「地域区分」で決まるわけですが、
「住む場所(市町村)」によって、必要な衣服の性能が違います。

人間の場合は、季節によって服を変えられますが、建築の場合は年中同じ服を
着なくてはいけないから大変ですよね~(@_@)

 

ちなみに「一次エネルギー」とは、食べる「ご飯の量」そのものではありません。
人間が生活する上で必要なエネルギー量(カロリー)量の他、生産地で作るために要した
エネルギーに、自宅まで運ぶまでに必要なエネルギーを加えたものと言うイメージです。
(「フードマイレージ」に近いイメージですね)

人間は炭水化物をエネルギー源としているわけで、炭水化物の摂取方法は、ご飯の他にも
パン、パスタ、蕎麦、うどん、ピザ、ナンなど多種多様ですよね?


それらをカロリーに置き換え、生産、物流エネルギーを加味したものを「一次エネルギー」
と言います。
一年間に消費される一次エネルギー量を計算するのが、平成25年10月に施行された
住宅の省エネ基準です。

さらに、その目標値の10%減とするのが低炭素住宅認定定量的評価項目です。

 

その上で、幾つかの選択項目から2つ以上を採用することを申告し、第三者機関が
認めれば、認定低炭素住宅として、減税やローン減税の恩恵に預かれるということに
なります。 


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