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薪置き場と外構Ⅰ期工事 [  ・Now_薪ストーブのある家]

12月にお引渡しを済ませた「薪ストーブの家」ですが、西側にガケがあり
子供がまだ小さいため「擁壁工事」と「フェンス工事」を終えるまで入居を控えて
いましたが、外構屋さんから「Ⅰ期工事完成しましたよ!」と連絡をいただき
ましたので確認してきました。

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■全景
この写真ではどこがどう変わったのかわからないですよね~(笑)



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■薪置き場
1ヶ月前はまだありませんでしたが、完成していました。
薪はしっかり乾燥させないと、熱エネルギーを十分に取り出す事が
できないため、薪のストック場所はとても重要なんです。



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■コンクリート擁壁とフェンス
砂利を敷いてある部分の半分近くが法面でしたが、擁壁のお陰で本来の広さを
活かせるようになりました。
現場打ちコンクリート擁壁もとても美しく仕上がって、設計者として嬉しいです。

砂利の下には防草シートを敷設してありますから、夏場の雑草取りはかなり
軽減されると思いますし、砂利敷き部分を歩くとかなりの音がしますから、
防犯対策にもなっています。


外構のⅡ期工事では、道路側の木塀と植栽工事、アプローチ工事を予定して
います。
敷地が広く、全面整備は費用が足りないため、予算を付けて段階的に整備する
ことになりました。

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薪ストーブの取説と初めての火入れ(その2) [  ・Now_薪ストーブのある家]

薪ストーブの取説と火入れ式の続きです。

さて、いよいよお施主様による「火入れ」となります。

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■ご主人がマッチで点火
今回は、30cmの長さに切り揃えたコナラの薪を使用し、火室の炉床に
中サイズをまず並べ、続いて細いサイズを井桁を組むように並べ、
最上段部に着火剤を乗せ、マッチで着火する方式としました。

着火させるには、下からの方が効率は良い反面、薪を並べるのが面倒に
なるため、できるだけ楽に着火できる方法を試すことしたわけです。



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■燃焼開始
最初の燃焼は、ストーブの火室の温度を上げる事を目的としています。

ここで一つ知っておかなければならないことは、木が燃えるという現象について。

木材の燃焼は大きく2段階に分けられ、1段階目は木材を加熱していくと可燃性の
ガスが噴出し着火します。

ガスの燃焼が終了すると、木材は炭素(C)の固まりである炭(スミ)になり、
2段階目に入り、熾火(おきび)として燃焼し、最後に灰が残ります。


また、1段階目の燃焼に入るには、木材に含まれる水分を飛ばす事に熱エネルギー
が消費されるため、薪から無駄なく熱を得るには薪内部まで十分に乾燥させて
おくことが最も重要になります。


【まとめ】薪が燃えて灰になるプロセス
1)着火 ⇒ 2)薪に含まれる水分の蒸発 ⇒3)加熱による可燃ガス噴出
⇒ 4)可燃ガスの燃焼と炭化 ⇒5)炭素の燃焼 ⇒6)灰


こうして、火室内が十分に温まると部屋を暖めたり、料理のための熱エネルギーを
得るための太い薪を投入させることができるという事になります。

太い薪のガス燃焼が完了すると、排気をオーブン側に還流させ、部屋を暖めたり
オーブンの熱源に使用できるわけで、この時になってようやく部屋が温まって
きました。



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■2階のスタディーコーナー
薪ストーブの上部は吹抜けになっており、2階のスタディーコーナーと主寝室の
床面にまたがって施した木製ルーバーを通して暖気が上って、暖める事を狙いました。


早速、確認してみたところ、ほんわかと足元が温まっていることが確認できました。


とは言え、この説明文章だけでは、ちょっと伝わり難いかもしれませんね。
実際のところは、もう少し長くストーブを焚いてみないと意図した通りの効果となるかは
まだわからないのが本当のところですから、また落ち着いた頃に効果を確認したいと
思っています。

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薪ストーブの取説と初めての火入れ [  ・Now_薪ストーブのある家]

昨年末にお引渡しを済ませた「薪ストーブのある家」ですが、テーマとなっている
薪ストーブの取扱い説明には実に2時間半かかるとのことで、年明けにすることになり
この週末行なわれた取説に立ち会わせてもらいました。

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■薪が燃盛っている様子
実はこの状態になるには説明を入れながら30分以上掛かっていますが、これはまだ
薪ストーブで暖房モードに至るにはまだ序盤。
木材が燃えるメカニズムから始まり、薪ストーブの構造、段階を踏んで燃焼させるために
3種類の太さの薪が必要なことなどの説明を受けて薪ストーブの奥深さを知りました。



建築設計段階において、様々な指摘があったこともこれで納得できました。
室内解放型の石油ストーブと違い、「煙突」で外部とつながっていると言うことは
室内が負圧になると外気が逆流すると言うこと。
単に給気不足で「酸欠」になるだけでは無いと言うことなんですね。


まずは、今回採用したストーブの構造について。

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■ピキャンオーブン/オーストラリア製
今回採用されたのは、オーストラリア製のピキャンオーブンです。
暖房と同時に本格的なオーブン料理を楽しめる薪ストーブで、上段部分が薪を燃焼
させる火室で、下段部分は排気熱を循環させることで調理用オーブンになります。



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■現物を前に説明開始
最初に24時間換気の換気扇をすべて運転させて、空気の流入が無いか確認します。
常時換気による問題が無いこと(給気と排気のバランスが取れていること)が確認できると、
次に、キッチンの換気扇を最大にしてみます。
すると、煙突を通じて外気がストーブ内に逆流してきました。

キッチンの局所換気扇は同時給排タイプにしていますが、気密性が非常に高いため
給気口からだけでは給気量が不足するため室内が負圧になるため、外気が逆流してくる
そうです。
そのため、この状態で火を着けると煙が室内に充満してしまうわけですが、排煙しようと
慌てて換気扇を強くするとそれを助長してしまうため、換気扇を切って室内の気圧を
上げることが必要になります。


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■用意する薪の大きさ
左から焚き付け用の細いもの、続いて火室内を温めるために必要な中サイズ。
右側の太いものは、火室の準備が出来てから投入するものになります。

僕はキャンプで良く焚き火をしますが、如何に自己流でデタラメだったかを認識
させられましたね(@_@)



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■薪の置き方説明
まずは楽なスタートの方法にチャレンジしてみようと言うことで、薪の置き方の説明を
しながら。
そのため、この写真では通常とは逆の置き方になっています。



薪が燃えるメカニズムの説明を加えると長くなりますので、続きは次回とさせて
いただきま~す(^O^)/

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内装の一部を残して完成 [  ・Now_薪ストーブのある家]

今年5月末に着工した「薪ストーブの家」も、内装仕上げの一部を残して完成。
入居は来年になりますが、少しづつ家財道具を持ってこれるよう鍵と建物の引渡し
となりました。

工事中はコンストラクションキー(工事用鍵)を使用していましたが、以後は
コンストラクションキーは無効になります。

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■全景
外構はまったくの手つかずでしたが、外構屋さんも決まりましたから、
外構工事を一期工事と二期工事に分けて行うことにし、一期工事の内容を
本日決定しました。
二期工事は、入居にあたり必須ではないものですから、春になる前に
ゆっくりプランを確定させることとしました。



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■サンルームを兼ねて南に面した洗面・脱衣・洗濯室
通常は浴室と共に北側に配置される事が多いですが、家事作業を第一に考え

脱衣→洗濯→乾燥(室内干し)→たたむ

と言う行為を一連の流れでできるようになりますし、寒い冬でも快適に入浴
できるため、入浴がおっくうになりません。


室内干しを重要視したのは、春の花粉時期にも極力花粉を衣類に付けないことと
奥様がフルタイムの仕事になっても時間を気にすること無くお洗濯ができる
ようにするため。

浴室も南側に面していますから、暖かく乾燥しやすいためお掃除も楽に
なることを狙っています。


このあたりのゾーニングは、初回提案のプランが活きています。


そして、この家の顔ともいうべき「薪ストーブ」もいよいよベール(養生シート)
を脱ぎました(笑)

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■リビングの薪ストーブ
上部天井面の木製スノコ部分が三尺幅の吹抜けになっていて、暖かい暖気を
ゆるやかに2階のホールと主寝室に届けてくれますから、夜帰宅してストーブを
焚けば、寝る時は暖かなか寝床が迎えてくれることになります。

薪ストーブへの火入れはまだですが、これはかなり期待できると思います。


寒がりな自分にとってあまりにも羨ましい装備です♪

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引き渡し前の撮影 [  ・Now_薪ストーブのある家]

昨年2月から始まった家づくりも一部を除き、いよいよ完成間近となりました。

お引渡しの日はバタバタしたり、天気が悪い事もありますから、土曜日は快晴だった
ため、思い立って「外観」と「室内の一部」を撮影しておくことにしました。

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■2階 スタディコーナー
ワーキングカウンターの奥が南側で窓から暖かな日差しが差し込んでいます。
黒く見える筒状の物は、薪ストーブの煙突で1階だけでなく2階も暖めてくれます。


今回の新たな取り組みがコレ。

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■吹き抜け部分のスノコ
1階リビングにある薪ストーブの暖気を2階に上げる機能に加え、採光を得ると共に、
1階と2階で分断しがちなコミュニケーションをゆるやかに確保する狙いがあります。

「ホームシアターの家」では2階と3階の「廊下」に設けたため、FRPグレーチングを
採用しましたが、今回はスギ材によるスノコとしています。


右側の対面側の室が主寝室となっているため、1階の暖気は主寝室も暖めてくれますから
焚き木のエネルギーを最後まで余す事なく引き出す事ができると思います。

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家族の手形と足形つけ [  ・Now_薪ストーブのある家]

工事も順調に進み、完成、お引渡しの日程が確定し、お施主さんのご希望でご家族
全員の「手形」と「足形」を玄関ポーチに入れる事になりました。

青く澄み渡った週末、左官屋がモルタル塗りしたところへ、今年7月に生まれたばかりの
次男さん、長男さん、奥さん、ご主人の順で足形を付けていきました。
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■まずは足形から
子供の成長は早いですからね~。
うちも身長の印を付けようと思っている内に成長してしまい、今では
嫁さんを抜いてしまいましたから、こう言うのは後で良い思い出になると思います。



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■そして手形
モルタルがちょうど良い加減に固まってきたタイミングで、綺麗に手形が
とれました。

そして、割りばしで日付け入れ。

丁度、次男が産まれた年の住まいの完成。
次男の年齢が、住まいの年齢になるわけですね(^^♪



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■ちょっとだけ外観
2階バルコニーの杉板が良い感じに仕上がりました。

残すは、薪ストーブとウッドデッキ、トレリスの施工で完成です。


外観全体や内部のご紹介は完成してからにしようと思います。
お楽しみに~♪

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造作建具と工事監督の采配 [  ・Now_薪ストーブのある家]

今回は「造作建具工事」の様子をご紹介します。

建具工事には、アルミサッシ等の金属建具と木製ドアなどの木製建具に大別され、
さらに「造作(ぞうさく)」と言う場合は、メーカーの製品ではなくこの住まいの
ために建具屋さんが一品一品オーダーで製作した建具を指します。

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■リビング収納の扉取付け
収納の棚板や側板は、大工さんが板材を加工したものに、建具屋さんが寸法を測って
製作した「収納扉」を現場で取付けます。

一見すると、大工さんの仕事のように思われるかもしれませんが、製作のために
使用する道具や材料が、大工さんと建具屋さんではまったく異なります。


当然、「収納量だけ」を考えれば既製品よりコストアップになりますが、住まい方や
使い方に合わせて設計して作られたものですから、納まりは良いし使い勝手と言う
価値はオーナー専用のものになります。
ですから、要望と予算を考慮しながら、既製品やオーダー品を組合せていきます。



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■現場での調整作業
プロならわかると思いますが、使用しているノコギリや刃の入れ方などは
大工さんのそれとはかなり違いますね。

どちらが上手い下手と言う事ではなく、あくまで得意不得意と言うこと。



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■金具の作動状況をチェック中
扉の仕上げ材は、シナベニヤ。
最後に自然オイルを塗布しますが、硬質な樹脂塗装と異なり汚れやキズは付き
やすいですが、比較的コストを下げながら手作り感とオリジナル感を出したい
場合にはお薦めです。



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■造作棚
スタディコーナーのカウンターは大工さん工事で、壁付けの棚が建具屋さんの
工事になります。

どこをどの職人さんに依頼するかは、設計者が決めるのではなく、工務店の監督
による采配です。
価格を抑えながらも満足度の高い建築を提供するには、職人さんの技術だけでなく
監督のスキルが大きいんです。


なので、一筋縄ではいかない物件の場合、僕らが一番意識するのは誰を監督に
するか?だったりします(笑)

現場が安全に滞りなく進むのも、目標の利益を確保するのも、設計したものを
具現化するのも、監督の采配であり、各職人さんが最大限の技術を発揮すると
支払った価格以上の満足度が得られることになります。


(今回は、いつもより時間があったので、少し丁寧に解説しました)

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3種類のタイル工事 [  ・Now_薪ストーブのある家]

「薪ストーブのある家」では、内装工事も終盤になり「タイル工事」が
始まりました。

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■薪ストーブの熱から保護するためのタイル
リビングには、この住まいの目玉となる「薪ストーブ」が置かれる場所の
準備が始まっています。

壁クロスやインテリアの色調から考慮し、ラフな仕上げの二丁掛けタイルが
選ばれ、良い感じに仕上がっていました。



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■キッチンカウンター
薪ストーブは、鋳鉄製のスキレットやダッジオーブンを使ってお料理を
されるそうで、熱い鍋を仮置きできるよう大判のタイルを木製カウンターに
埋めて張り付けることになりました。


その他、設計段階では予定していなかったことですが、奥様は印象的なタイルを
使いたいと言う要望があったようで、キッチンのレンジ横の壁にもカラフルな
輸入モザイクタイルを張ることになりました。



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「飽きるかも~?」と採用にはかなり躊躇されていましたが、土で作られた
タイルは一枚一枚表情が違いますから、同じ工業製品と言っても印刷された
キッチンパネルとは意味が異なります。



外観と違ってインテリアは、基本的にお施主さんの趣味で選んでも誰も文句は
言いませんから、あまり無難に走ると後で後悔することもあり、やり過ぎない
程度に背中を押してあげることも僕らの役目だと思って相談に乗っています。

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家づくりに関わって嬉しいこと [  ・Now_薪ストーブのある家]

この日の現場は内装屋さんが、暗くなるまで壁クロスを張っていました。

現場を訪れたのが日没後でしたが、明るい作業灯のお陰で室内の状況が確認できました♪

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■19時頃の夜景
足場も外れ、建物全体がハッキリと認識できるようになっていました。

家づくりに携わって何が嬉しいかと言うと、建物に照明が灯り、窓から
生活の明かりが見えた時です。

住宅は、家族の幸せな生活を実現するために創りたいといつも思って
取り組んでいますから、何かしらそこに関与できるのは幸せです。


住宅は建築設計の中でも、要望、コストの折り合いをつけるのが難しく、
現場が始まっても打合せが多い割に、報酬は低く仕事としては難しいものが
ありますが達成感は大きいです。

昨年2月から始まったこのプロジェクトも、残りわずかと思うと寂しさが
込み上げてきます。

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内装材決めの現場打合せ [  ・Now_薪ストーブのある家]

室内のせっこうボード張りが終わりに近づいてきたため、インテリアの仕上げ
である内装材を決める現場打合せを行ないました。

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お施主さんのこだわりが強いキッチン周りを中心に3者でお互いに意見を
出し合い、それらのアイディアや意見を参考にしながらご夫婦で話し合って
決めてもらいます。

設計段階や見積り段階では、お施主さんの意識はプランや形状、使い勝手、予算に
集中していますから、具体的に検討できる余裕がありません。


そのため、躯体が立ち上がり、空間が出来てきて生活がイメージできる段階で
具体的な打合せを行ないます。



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■タイルのカタログ
今回は、キッチン周りに「タイル」を使用したいとの事でしたので、
どんなタイルをどのように使用するのが効果的か打合せをしましたが、
個性が問われる色物を選ぶ場合は何か一つでも決めるのは勇気がいるもの。

僕らの役割は、その「やりたいこと」を汲んで、背中を教えてあげるのも
大切なサービスだと思いますから、誘導的にならないよう
「これで間違いない!」
と思っていただけるよう、意見を述べるようにしています。


建築、特に住宅の内装は、設計者の作品ではなく建築主にとって毎日の生活
空間ですから、「あの時に思い切って決めて良かった!」と思ってもらえる
よう、アドバイスできればと思っています。

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