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「津波被害」を想定した地域防災訓練 [  ・耐震強度、地震対策]

3/12(日)は南海トラフ地震(旧、東海地震)を想定した地域防災訓練でした。

特に遠州灘沿岸域では「津波被害」を想定した避難訓練で、朝10時3分に津波警報
が発令したことを受けて一次避難場所へ避難すると言うものでした。

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■一次避難場所
3.11の津波被害を受けて、一条工務店からの寄付金100億を原資として、
県と浜松市は市内沿岸部にあった津波防潮堤嵩上げ工事に着手しました。

現在も工事中ですが、私達の住む地域をカバーする堤体は既に完成。

仮に津波が堤体を乗り越えたとしても、大幅に減衰されるはずですから
避難に対する切迫感はかなり解消されたと思います。

 

今回、娘たちと避難訓練をしましたが、防潮堤が嵩上げされたことを
知らなかったため、訓練の後で見学に連れて行き、津波は第一波よりも第二波、
第三波の方が波が重なりあって増幅することが多いことを教えました。


しかし、、、あまり関心を持ってくれなかったのと、ピンと来ていなかった
ようなので、時々学ぶ場を設けないといけないなぁと思った次第です(笑)
 


地震地域係数1.2 義務化? [  ・耐震強度、地震対策]

ちょっと古いですが、12月11日けの静岡新聞朝刊一面の記事を見て
思わず、
 
「おおっ、いよいよ静岡県の耐震基準が建築基準法に適用か!」
 
と驚きました。
 
しかし、日経ケンプラッツニュースの記事で熊本地震後の検証でも、
 
「地震地域係数の(低減率)見直しは行わない」
 
と言う報道がされていたため、 「あれれ???」と思いつつ記事を読み
進めて初めて知りました。

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■2016/12/11付け静岡新聞朝刊一面
よーく見ると、「県独自 条例改正目指す」とあります。
 
ここで、「地震地域係数って何?」と言う方のために簡単に解説を
しておこうと思います。
 

地震地域係数
とは、簡単に言うと市町村別に定められた耐震強度の
補正係数のこと。
 
東京や大阪などの地域を1.0として、その地方における過去の地震の
記録、地震災害の程度、地震活動の状況に応じて1.0~0.7の範囲内で、
国土交通大臣が定めた数値
 
と建築基準法施行令第88条で規定されています。
 
 
要は、あまり地震が無いところやあっても小規模な地域は、建築物の
耐震性能を10%(札幌や島根県、岡山県)から最大で30%(沖縄県)
下げても良いよ~♪と言うことです。
 
 
ところが、静岡県の場合、1.2ですから20%割増ししなさい。
さらに、木造住宅の場合は品質にバラつきがあるから、さらに10%の
割増しをして、1.2×1.1=1.31倍にしなさい!と言う指導の下、
設計・施工されてきたわけです。
 
そのため、僕は県条例で決まっていることと思っていたわけですが、
実は静岡県構造設計指針で定められた指導であって、法的拘束力はなく、
現在の適合率は9割に下がってきていることから県条例で義務化

しようと言う記事でした。
 
 
もっとも、南海トラフ地震の恐れがあるエリアに住み、住宅に数千万円の
投資判断をしている身としては、基準法ギリギリの耐震性なんて設計する
側としても不安が残ってしまいますから、1.31倍以上の耐震性を提案して
います。

今回、何が言いたいかと言うと、耐震性能は施主が決めることができる
と言うことです。
 
熊本地震に限りませんが、耐震性能の割増しは効果が実証されています
から、これから新築したり大規模リフォームを考えている方は、知っていて
損はないことだと思います。
 
 

突然の停電や暗闇での作業に [  ・耐震強度、地震対策]

東日本大震災も来月11日で丸4年。
今回は久しぶりの防災ネタです。

枕元やリビングの手の届きやすいところに常備しているのがコレです。

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■PETZL
ぺツルと言うブランドのLEDヘッドランプで、13年前から愛用しているジプカ
言う小型のシリーズですが、モデルチェンジに伴ない昨年買い増したもの。

 

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■新旧比較
左側が13年前に購入したもので使いやすくて重宝していたのですが、昨年大きな
モデルチェンジが行なわれたものが好みではなかったため、安くなった旧モデルを
買い増すことにしました。

 

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このランプはK-MIX(FM静岡)のパーソナリティだった、シンガーソングライターの
Quinka, with a YawnさんとHARCOさんの夫婦ユニットによる音楽イベント
「きこえる・シンポジウム」の2012夏で、防災トークを行なった際に紹介したもの。


で、これの何がお薦めかと言うと、、、

 

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■取付例
ランプ本体の後部にある巻取り式リールを引き出せば、頭だけでなく腕や樹など
好きな場所に取り付けて使用することが可能なんです。

 

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さらに、初期型の点灯パターンは1つだけだったのですが、強弱点滅の切り替えが
できるようになり、写真のような赤色LEDによる長時間点灯モードスイッチ1つ
切り替えが可能なんです。


地球温高化の影響か近年の台風は大型化が進み、長時間の停電に見舞われることが
増えてきました。

何より真っ暗闇と言うのはとても不便で不安ですが、両手を空けることが可能な
ヘッドランプはキャンプだけでなく日常使用でもとても重宝しますからお薦めですよ♪


地域の津波避難訓練に参加した [  ・耐震強度、地震対策]

あれから2年が経過しました。 

あの大災害を忘れないために、また教訓から学び活かすためにも、自然災害に関する
感じたこと、思ったこと、実行していることをこれからも発信し続けていきたいと思います。


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■2013年3月11日付け静岡新聞 別刷り
南海トラフ巨大地震モデル検討会による、静岡県内の津波浸水予測図が保存版として、
大きく掲載されていました。

第一面と第十六面は見開きで、上段には浜松市東区、南区、西区の太平洋沿岸部。
下段には、磐田市、袋井市、掛川市沿岸部の浸水域が色分けされています。

しかも、第三次被害想定よりも色分けがより細かく小さくなっています。
これらもコンピューターの処理能力が前回よりも飛躍的に向上したからでしょう。


これによると、我が家の予測浸水深0.3~1.0m。。。


正直なところ、「波の増幅原理からすると本当かなぁ~?」と思うところもあるのですが、
こればかりは神のみぞ知るところですから、「最低限この規模の波が来るだろう!」
と考えて、出来うる最大のことを考えておきたいと思います。

 

そんな中、3月10日(日)は朝10時より、地域の津波避難訓練が実施されたため、
我が家も家族全員で参加致しました!

 

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■今回、避難した津波避難ビル
回覧板には最寄りの津波ビルが掲載されており、10時のサイレンを合図に各家庭、
それぞれが好きな津波避難ビルまで避難するという訓練でした。

ところが家の中にいるとこのサイレンの音が聞こえないんですよね~。

 

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■10時10分頃の状況
目的の津波避難ビルに到着したのえすが、参加者が思ったより少なくて驚きました。
或いはもっと知られた建物に集まったのかもしれませんが、住人の数から考えたら
それでも少な過ぎるのではないかと、僕も妻もかなり驚きました(ーー;)

10時2分頃に家を出て、およそ3分後に到着すると、アンケートを配布していたため、
私が記入し、実際に津波避難ビルの供用階段を登ってみることにしました。

 

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■指定された津波避難ビルの例
津波避難ビルの条件は、想定される地震に耐え、かつ津波に流されない耐力が
要求されますが、これらの津波避難ビルは所有者の同意を得られた既存の建物ものが、
市の指定を受けたものです。

と言うのも、第三次被害想定では、浜松市内には津波の到来は予測されていなかったため
浜松市内には、津波避難ビルや津波避難タワーは整備されていませんでした。

 

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■避難者が登る供用階段
こういう階段を登って避難するわけですが、津波の到来は1回だけとは限らず、
第一波に続き、第二波、第三波と間を空けて到来するため、警戒が解けるまでの間、
高い場所に居続けなくてはなりません。

真冬や真夏に避難した場合、この後、どうするかと言うのは考えておいた方が良さそうです。

 

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■4階の階段からの眺め
この高さで標高は14~16メートルと言ったところでしょうか?

東日本大震災では、この下を深さ数メートルの濁流が押し寄せ、家屋や自動車を
押し流して行ったわけですが、今のこの状況からとてもイメージできるものではありませんね。


以上、これだけの避難訓練でしたが、実際にやってみると色々なことがわかりました。
何でも実際にやってみる、体験してみることが重要ですね。

 

来月小六になる長女は、石巻の現状をリアルに体験しているため、外に居る際は、
常に頑丈そうな高い建物をチェックする習慣ができているようですから、やはり家族を
連れて行って
良かったと思いました。

ですが、次女はまだピンと来ていない様子なので、ちょっと心配なんですよね~。


台風停電による我が家の防災用品インプレ [  ・耐震強度、地震対策]

2012年9月30日(日)に愛知県東部に上陸した台風17号の影響で今回も停電しました。

今年は6月の台風4号来襲に加えてこれで2回目・・・。

うちの地域は19時過ぎに停電が始まり、復旧は12時間半経過した今朝7時半過ぎでした。
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■ロウソクの明かりで夕食
夕食を食べようと思っていた矢先に突然の停電。
子供達は初めての停電経験にちょっとテンションが上がっていましたね~(笑)

 

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■今回の停電で役立った防災用品
ラジオ以外は7月28日開催のエコと音楽のイベント「きこえる・シンポジウム 2012夏」
披露したものです。

地震時には安定感の無いローソクはお薦めできませんが、単なる停電の場合であれば、
カメヤマローソクは手に入りやすいし、コスパに優れていると思いました。
長いから安定感が悪いわけで、半分とか1/3の長さにすれば十分使えそうです。

ペツル社LEDヘッドライト"ZIPKA"も移動時には両手が使えるし、コンパクトで汎用性が高く、
もう手放せませんね。

SONYの手回し充電ラジオは、今年6月の台風を教訓に購入したものですが、まあまあ
及第点の出来だと思います。
同梱のケーブルを使えばスマホ携帯への充電も可能ですし、使い方も簡単ですから
アナログ派には一台あると便利かも?

 

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■さてコレは何でしょう?
先週ようやく届いた念願のアレですが、

「そう言えば気圧も表示できたよね?」


と思い、台風が浜松に最も近づいた豊橋付近を通過中に使ってみました(笑)

 

コレの詳しいことは、また記事にしますからお楽しみに~♪


浜松市津波対策委員会(第3回)での津波浸水解析報告 [  ・耐震強度、地震対策]

浜松市では、東日本大震災から1ヶ月経過した昨年4月28日に
浜松市津波対策プロジェクトがスタートしました。

その後、平成23年10月25日よりプロジェクトの下位部会として、
第1回浜松市津波対策委員会が開催され、平成24年3月18日開催の
第3回浜松市津波対策委員会において、政府中央防災会議2003モデルを使用した
津波浸水の簡易解析結果が報告されました。

浜松津波(静岡新聞記事).jpg
■2012年3月17日付け静岡新聞朝刊
【参考】⇒http://www.at-s.com/news/detail/100107810.html

要約すると、これまでは安政の東海地震をベースにM8.7での被害想定をしてきたが、
3.11を機にM8.9(M8.7の2倍)、M9.0(M8.7の2.8倍)の地震エネルギーが解放された場合の
津波浸水域想定をこれまでの解析モデルを使用して簡易に行なったところ、
東海、東南海、南海の3連動を想定したM9.0の地震のケースで、浜松市沿岸部から
2km内陸まで高さ2mの津波が到達するというもの。

この記事だけでは詳しいことがわからないため、公開されている同会議の報告書を
チェックしてみました。

 

■主な解析条件

 ①地震エネルギー(マグニチュード)
  現行モデルのプレートすべり量の最大値0.73mを、それぞれ1.47m、2.12m

 ②海面の潮位 T.P.+0.73m (中央防災会議2003と同じ)※TP:東京湾中等潮位(東京湾の平均海面)

 ③地盤の変化 地震による地盤の「沈降」は考慮し、地盤の「隆起」は考慮しない

 ④堤防の有無 堤防による波高低減は考慮しないが、砂丘は考慮する

つまり、すべてのリスクを悪い側にとることで、最大リスクを想定するという考え方になります。

 

■検討断面(遠州灘から陸への南北断面)

 A-A断面 JR舞阪駅~付近

 B-B断面 JR高塚駅~小沢渡付近 ※私の家はココに入ります

 C-C断面 中田島町~卸本町付近

 D-D断面 遠州浜付近


これによると、

M9.0の場合、地震発生15~19分後最大津波到来し、
2m程度浸水想定される。


水深2m以上では木造家屋の場合、全面破壊になる確率が高まる・・・。

 

「ふ~む・・・」 

 

もちろん全部タラレバであり、M8.6相当であればこれまでの想定内になりますし、


「そうかなー?」


と思うところも一部あります。

遠州灘沿いに築堤されている防潮堤が津波を低減させる効果があることは、
東日本の震災でわかっていますから、現状考えうる最大リスクとして今後の防災対策を
考えていきたいと思います。


なお、今後も検討は行われていきますから、都度チェックしていきこの場で報告をさせて
いただこうと思います。


東日本大震災が現代の日中に起きたことの意味 [  ・耐震強度、地震対策]

前回、地域の津波シンポジウムに参加したことを書きましたが、今回も3.11関連です。 

3.11の大地震が起きた日の夜、各テレビ局が津波液状化街が混乱する様子を放映
していたのを観て、こんなことを考えました。
 

誰でも手軽に動画を撮ることができ現代の日中に起きた大災害なんだ!
そして、その映像を個人が世界中に向けて配信できるんだ。


ということ。

「何を今更!」と思われるかもしれませんが、安政の東海地震が起きた160年前は言うまでもなく、
わずか10年前でも不可能なことで
した。


また、1993年7月12日に起きた北海道南西沖地震では、大津波で奥尻島が大きな被害を
受けましたが、地震発生時刻
午後10時17分だったため、映像で知ることができませんでした。



2004年12月26日
スマトラ島沖地震は、現地時間で午前7時58分の発生だったため、
幾つかの津波映像を観ることができましたが、残念ながらあの映像から、日本での津波災害を
イメージできた人が少なかったと思います。

 

もし、3.11の地震が深夜に起きたものだったら・・・。

遠隔地の僕らが知ることができたのは、翌朝に撮影された津波が襲った傷跡だけだったはず。 

 

しかし、今回は違います。


死ぬ思いで撮影した映像をYouTubeを観ればいつでも誰でも検索して、観ることが
できるわけです。

大量の海水が盛り上がって街や人を飲み込む津波の恐ろしさを知ることができたため、
たくさんの人の意識を一気に変えることができたのだと思います。

 

東海地震の第4次被害想定は、6月に発表される予定のようですが、
自然の大きなパワーに力で対抗できるわけもなく、受け入れて共存していくしかないですから、
リスクとやれることのバランスを考えてアタフタしてみようと思っています。
 

今回は何か結論を導きたいわけではなく、もうすぐ1年を迎えるにあたり、何かを考える
きっかけになればと思いこんな記事を書いてみました。


3.11以降で変わった地域の地震防災意識 [  ・耐震強度、地震対策]

2/18(土)9時半~12時 地域の防災シンポジウムが開催されたため参加しました。IMG_0763.jpg
■篠原地区 津波シンポジウム

「津波対策の問題を行政と共に考えよう」

今回のテーマは、東海地震ではなくズバリ「津波」


主催者は地区の自治会で、浜松市危機管理課の職員も5名出席されていました。

これまでは東海地震を想定した地域防災訓練が主体だったのですが、今回のような勉強会や
行政の職員との意見交換会が行なわれたのは、明らかに3.11があったからでしょう。

 

その証拠が今回のシンポジウムの参加者数。

公民館大ホールの定員を大幅に上回る申込みがあったそうで、


①1家庭1人の参加に限定


②自治会役員の参加は見合わせ


にも関わらず、215名の参加者で会場は定刻前に満席の状況。

しかも、、、出席者の殆どが年配の方と言うのが驚きでした。
50歳後半~60歳後半が多数で、平均年齢は60歳と言ったところでしょうか?
シンポジウム会場の写真を撮ったのですが、誤って消去してしまいました・・・(;_;)

で、肝心のシンポジウムの内容ですが、2時間半が「あっ!」と言う間に感じるほど
熱く濃い内容でした。
僕自身も地震セミナーの講師を何度かさせていただきましたが、浜松地域限定の史実について
取材された映像も用意されていてとても勉強になりました。

 

静岡県地震防災アドバイザー 小澤邦雄氏の解説も非常に熱のこもったものでしたし、


 1)遠州灘海岸に押し寄せる直撃型の津波


 2)舞阪港など浜名湖湾内における津波のタイプ


をYouTubeの動画を使って解説していただけたのはとても良かったと思います。

 

全体的に高齢の方が多かったこともあり、津波に対する認識はまだ十分とは言えない
状況でしたが、今回のシンポジウムを参加された方はかなり理解が深まったように思いますし、
多少なりとも参加者の行動も変わったと思いたいですね。



「私たちは東日本大震災を教訓にしなくてはいけません」

地震防災アドバイザーの小澤氏、自治会の会長が強く言っていたことは、

行政に頼らない。自分達で行動すること。
そして、「生きる!」と言う強い意志を持つこと。


まったくもってその通りだと思います。

 

今後、東海地震被害想定が見直され、公表されるのは今年6月平成25年6月の予定。
※平成24年1月23 川勝知事 定例記者会見

第4次被害想定では、東海地震単発だけでなく、東南海、南海地震との3連動を前提にした
最大リスクを想定したものになると言われています。

 

過去500年間の東海地震の歴史では、

1498年(明応7年)9月20日の明応地震  ※津波により浜名湖が「今切口」で海と繋がったことで有名

1707年(宝永4年)10月28日の宝永地震

1854年(安政元年)12月23日の安政東海地震

とほぼ100~150年周期で、マグニチュード8~8.4、6mの津波が舞阪に押し寄せた史実が
35年前の東海地震説につながったわけです。

 

地球誕生から46億年。

真っ赤な火の玉が46億年かけて冷えている最中なのが今の地球。
地球の内部には数千度のマントルが対流をしているため、マントルに浮いている地表プレートが
動くという地球にとっては単なる自然の営みなんですよね。


当然、人間の力でどうこうなるものではありませんから、地球に住まわせていただいているという
謙虚な気持ちで、自分達が何をすべきか考えなくてはいけないと言うことなんでしょうね~。


液状化現象の再現実験 [  ・耐震強度、地震対策]

ブログで予告した通り、来週、千葉の工務店さん向けに出張建築基礎講座を行ないます。

主催者からは、

「浦安や舞浜で大きな被害を与えた液状化現象について解説してもらえますか?」


と言われたため、液状化現象を再現してみようと思い簡単な実演モデルを作ってみました。

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マンホールに見立てた牛乳瓶を浮き上がらせてみましょう!

 


■液状化現象の再現(マンホールが浮力で浮き上がります)

 

実験モデルの作り方はいたって簡単。

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プラスチック水槽に砂浜で採取した砂を詰めるだけ(笑)
想定以上に分かりやすい結果になったと思います。

 

地下水替わりに水を注いだ後、全体に細かい振動を与えれば地盤が液状化を起こします。

その際、砂土壌(1.8)よりも比重が小さいモノは浮力で浮き上がり、比重が大きいものは
沈んでいきます。

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地下水を低めに設定すれば、浮き上がりは途中で止まるはず。

 

今回のセミナーでは、なぜ液状化が起こるのか?アルキメデスの法則を思い出しながら、
分かりやすく解説し、浮力計算なども覚えていただこうと思っています。

 

ところで、、、

この液状化現象ですが、建築工事で日常的に利用されているのですがわかりますか?
一般の方が目にすることはあまり無いと思いますが、TVなどでは一度は目にしたことが
あると思いますよ~♪


建築基準法 第三十九条 [  ・耐震強度、地震対策]

この震災から何を学び、そしてどう活かすべきかを自分なりに考えています。
僕が一人考えたからと言って、いきなり何かが変わるとは思えませんが、それでも考えて
おきたいと思い記事にしてみました。

 

正確な調査報告を待たなければ分からないことですが、テレビ等の映像を見る限りでは、
東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)では、兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)に比べ、
地震動によって直接倒壊した家屋は少なかったように感じました。

被害は津波によるものの方が大きいわけですから、建築基準法で構造に対する規制を
するのではなく、

「新たに津波の危険が想定される区域が定められ、その区域内での建築行為に対し、
 規制を受けることになるだろう」

と考えていました。

 

そんな時、現行の建築基準法において第三十九条と言う条文を見つけました。

 

(災害危険区域)

第三十九条 第1項
 地方公共団体は、条例で、津波、高潮、出水等による危険の著しい区域を災害危険区域として
指定することができる

   同条   第2項
  災害危険区域内における住居の用に供する建築物の建築の禁止、その他建築物の建築に
 関する制限
災害防止上必要なものは、前項の条例で定めることができる。

 

それほど難しくない条文ですから、法令に詳しくない方でも理解には難しくないでしょう。

 

やはりと言うか、すでにそういう条文が既に存在していたわけですね。

現在、どれだけの自治体が津波災害危険区域を定めているかは分かりませんが、
従来の津波被害想定を大幅に超えることがハッキリしたわけですから、見直しにより
対象エリアが増えることは間違いないでしょう。


想定される津波の高さにより、第一種、第二種、第三種津波災害危険区域とレベル分けされ、
それにより建築構造、必要階数、用途の制限がされるかもしれません。

当然、既存不適格建築物(法の改正により適法とはならなくなった建築物)が多数できることになるわけで、
その後は津波避難ビルの誘導政策となる制度が設けられることになるでしょう。

 

手順としては、まずは地震による津波災害想定がなされ都市計画図が改訂され、
建築基準法第三十九条も改正、若しくは追加され、条例が定められるのではないでしょうか?

以上、あくまで僕個人の勝手な推測ですから、各自の責任でお読み下さい
そして、これを叩き台に「自分ならこう考える!」ともっと発展させてみていただけたらと
思います。


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