So-net無料ブログ作成
前の10件 | -

建築に「緑」が与える影響と効能 [ ・New_ビオトープのある研究所]

先週土曜日は、僕が所属する設計事務所スタッフの見学会となりました。

建築については僕よりもベテラン揃いですが、デザインされた「緑」を体験する
機会は無かったようで、木道をゆっくり歩きながら色々と感じたようでした。

DSCF3154.jpg
■完成後


DSCF8551.jpg
■着手前
今回は耕作されていなかった農地を宅地に転用して研究所を建築したわけですが、
単に農地を潰すのではなく、利用されていなかった農地を有効活用するという、法律
本来の趣旨に則った開発行為となったと自負しています。

上記はあくまでビジネス視点での目的なわけですが、イチ市民として見た場合、開発
行為で求める緑化基準以上に落葉広葉樹でランドスケープをコントロールした事に、
設計者が人間のとして、イチ市民としてどう感じるかが大切だと思います。


元ランドスケープデザイナーとして建築に携わっている自分が、このブログで一貫して
伝えたいことが一つ形になったプロジェクトとなりました。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:住宅

役所の基準を大幅に超えて緑化する理由 [ ・New_ビオトープのある研究所]

外構工事が完了したため、晴れ間の差した時間に外構の完成写真を撮影し、
市役所の緑地課に「緑化完成届」を提出してきました。

DSCF3162.jpg
■エントランス
芝生広場の下には150㎥超のコンクリート製調整池が埋設されています。
土被りが確保できないため芝張りとし、囲むように中高木の植栽を施しました。

ゲストは落葉広葉樹主体の優しい樹林に導かれるようにエントランスへ
向かいます。



DSCF3164.jpg
■水源の水景
建物西側には千㎡近い屋根で受けた水が湧き出る池(水源)を雑木林で囲んだ
水景の中を歩けるよう、天竜杉の木道を巡らしています。



DSCF3168.jpg
■南側
幅が狭いため、池と言うよりも流れのように修景しました。



DSCF3172.jpg
■道路から見た水源の景色
外周部はH1200程度のメッシュフェンスで囲んでいるだけですから、散歩する
地域住民の方にも楽しんでいただけます。


これらの完成写真と緑化面積の計算書、緑化率を記載した工事完了届を提出したわけ
ですが、事前協議で担当された方がまだいらしたため直接説明しました。

すると、「事前協議の時からとても気になっていました。こんなに緑化される
事業者さんはいないので、どうしたらもっと緑化率を向上できるか思案していました」
とのこと。


話しを聞いてくれそうな方だったこともり、このクライアントさんがなぜ緑化基準の
15%を大幅に上回る緑化をしたのか、幾つかの観点にわけて30分近く説明しました。


緑化(植栽工事)による事業的なメリットは幾つもあるため、上位3つを中心に
説明しましたが、すぐにはピンと来なかったようです。

一言で言えば、緑化を「経費」と考えるか「投資」として考えるかの違いです。


ビオトープを設ける場合の多くは、広報広告費ですから建設事業費の2~3%程度。
多くても5%程度でしょう。
さらに、一年を通して管理経費が必要となりますから、経費=無駄な費用と
考える経営者が殆どだと思います。

また、潤沢に資金がある企業でも合議制の経営では、2割程度が否定論者で
6割が意見を持たない事が多いですから、大企業でも実現は難しい。


最初の一歩を踏み出せるのは、明確なビジョンを持ち、10年先の未来から今何を
すべきかを問えるバックキャスト思考の経営者でないと、新しい事を実現するのは
まず不可能です。

僕はそのビジョンを共有し、経費をできるだけ小さくし効果を大きくできるよう
設計することに配慮しました。

nice!(5)  コメント(4) 
共通テーマ:住宅

関係者向け内覧会 [ ・New_ビオトープのある研究所]

雨空の間隙を縫ってようやく外構工事が終わったため、開発許可の工事完了届けを
提出したのが金曜日の17時。
後は、1週間の書類検査期間後に現場での検査に臨むだけです。

工事内容的には滞りなく終えて問題ないはずですから、後は引き渡しに向けてダメ周り
の補修や設備系の最終調整を行っているところです。


一方で、今回の設計では未経験の技術が多かったため、色々な方に助言をいただき
ましたから、ゼネコンさんの許可を貰い1時間程度の特別内覧会の場を設ける事に
しました。
DSCF3128.jpg
■東側の木道
まだ湿生植物がなく水生生物もいないため、生命感は殆ど感じられません。

ビオトープとは、失われた自然を人為的に再生する試みですから、これから長い
年月をかけて自然に再生産される生態系を育む事になるわけです。



DSCF3132.jpg
■南側の木道
3千㎡弱の計画地中央に千㎡弱の平屋の研究棟を建て、ぐるりと囲むように700㎡の
水辺景観を造成しました。

高さ7mから2m弱の落葉広葉樹を主体に200本以上、その他にも低木やグランドカバー
を数百株植えています。

今年はまだ樹幹が小さいですが、来年春までにしっかり根を張ってもらえば今の倍
以上の葉が茂るようになります。



DSCF3153.jpg
「あっ、あそこに魚が泳いでいる~!」
と言うシーンを演じてくれました(笑)

今月末には地域産のクチボソやモロコ、オイカワを1500匹放流する予定です。
いずれ様子を見て、淡水のマシジミやハゼ科の魚、ヌマエビの類も追加したいと
思います。


正解中から訪れたゲストが日本らしい自然に触れてもらえると嬉しいですね。


魚の放流の様子はまたご報告しますからお楽しみに!

nice!(3)  コメント(1) 
共通テーマ:住宅

建築と消防の検査に合格 [ ・New_ビオトープのある研究所]

外構工事と下水道工事がまだ残っているものの、建築工事が先に完了したため、
指定確認検査機関により建築基準法の検査を受け、続けて浜松消防より
消防法の検査を受けました。

DSCF3070.jpg
■消防署職員による火災報知器の検査
消防法では、火災時の避難と消火活動のために、延べ面積の1/30以上の
ガラス開口部が必要となります。
映画館やショッピングセンター、地下街など、ガラスの開口部を設ける事が
できない建物はそのための設備が必要がなるため、消防法有窓なるように
計画します。

実地検査では、計画している開口部のガラスの大きさを実測し、有効な
開口部となるか確認し、必要な開口面積を有しているからチェックします。


この物件では32㎡以上必要なところ、30㎡弱と言う結果に消防職員の方が
焦っていましたが、開口部の数をカウントし間違えていることがわかり
ホッとしていました(笑)


建築、消防ともに大きな問題も指摘事項もなく、無事に終了。
火災報知器のバッテリー充電が十分でなく、現場検査で不適になりましたが
それも動画確認してもらえば再検査の必要もありません。


残すは、開発行為のための都市計画法の検査のみ。
外構工事を終えて、完成写真を添えた完了届けを検査の一週間前に提出し、
今月末に検査を受けて合格すれば、いよいよ建物が使用できるように
なります。


家族の理解のお陰で大企業の商品企画担当から、一級建築士事務所に転職して
はや1年9か月。
非住宅として初めての物件がいよいよ完成となり、生涯忘れられない誕生日
になりそうです。

nice!(6)  コメント(1) 
共通テーマ:住宅

娘から誕生日プレゼント [ ・家族のこと]

この日曜日は僕の誕生日でした。

日中、娘達は友達と出かけてしまったため、妻と二人で昼食を食べに行くと

「誕生日ケーキを買ってあげるよ!」

と妻。
D&Dさんへの納品が迫っていてすぐに戻らなくてはいけないため、最寄りの
春華堂(うなぎパイの会社)の本社近くの仮説店舗ポップアップストアのへ。


帰宅ししばらくすると、外出先から高3の長女が帰宅。

「お父さん、誕生日おめでとう♪」

DSCF3083.jpg
(#^^#)

「ストレスたまってそうなの?」

と聞くと、「単に美味しそうだったからだよ」と娘。


反抗期後半の娘。

「恐すぎて目を見て話せない!」と涙目で訴えた長女から、バースデーカードを
貰い、子供の字から大人の字へ変化したのを見て子供の成長を知った。

長女と一緒に暮らせるのも来年3月まで。
それまでの時間を大切にしたい。

nice!(7)  コメント(1) 
共通テーマ:住宅

水景観を楽しむための木道工事 [ ・New_ビオトープのある研究所]

先週末から外構の木道工事がはじまりました。
お施主さんがもっとも楽しみにしている施設の一つです。

DSCF3016.jpg
■西側出入口からの眺め
研究開発に従事する社員の他、来社されたお客様が楽しめるよう、雑木林に
囲まれた水辺景観の中を散策できるようにするのが要望でした。



DSCF3015.jpg
■南側
こちらは少し狭い水辺になるため、水たまりと言うより大きめの玉石を多めに
使って流路のような景観にしました。


木道はコンクリート基礎と天竜杉の主桁、天竜杉の床版と言う非常にシンプルな
部材で構成されています。
そのため、機能がそのまま意匠(デザイン)に反映されるのと、工事費に大きく
響くため、経済設計となるよう配慮しました。

木道とは言え構造計算もしています。
構造事務所に依頼しようか悩みましたが、単純梁であることと高低差が殆どなくて
落下の危険性がないため、自分で手計算をして構造検討をしたため主桁が架かる
までは心配が尽きませんでした。


しかし、山形県の公園で「丸太橋」の設計をした経験が多いに役立ちました。
安全率を大きく取れば設計者としての不安は解消されますが、お施主さんの要望は
親水性と経済性の両立ですから二重チェックをし、アンカーボルトはステンレス
を使用するなど必要十分条件を満たすように頑張りました。

木道では他にも天竜杉を使用するなど、中々チャレンジングな試みもしているため
完成写真でもう少し詳しい解説を致します。

nice!(10)  コメント(2) 
共通テーマ:住宅

DEAN&DELUCAさんで初夏のジャム発売 [ ・手づくりジャム屋]

DEAN&DELUCAさんの春のジャムプロモーションが好評だったようで、
初夏のジャムも一般販売でお取り扱いいただく事になりました。

初夏のジャムは、あんず(杏)とプラム(李)ですが、今シーズン最後の
マーマレードとして、ルビーグレープフルーツのマーマレードを先に納品したため、
早速、DEAN&DELUCA名古屋ミッドランドスクエア店へ見学に行きました。

DSCF2984.jpg
■DEAN&DELUCA名古屋
WEBサイトによると、2007年3月6日のオープンとの事。
既に12年以上も営業しているんですね!

僕がDEAN&DELUCAさんを始めて知ったのは、DEAN&DELUCAカフェ丸の内。
東京の親しいインテリアコーディネーターさんから教えてもらったのが、
オープンしたばかりですから2003年の春でした。


ひなたCAFEを始めようと思ったのは、その年の秋ですが、まさか16年後に
ジャム屋として憧れのDEAN&DELUCAさんの店頭に商品が並ぶなど夢にも
思いませんでした。



DSCF2994.jpg
■DEAN&DELUCA名古屋店にて ※許可を得て撮影しています
行ってみるとジャムコーナーは出入口すぐの目立つ場所にあるだけでなく、
国産ジャムはアイレベルの一番良い棚を割り当てていただいていて、とても
感激しました。

今回は妻と一緒だったため、ランチとしてキッシュセットをいただき、
娘達へのお土産を買ったりとたっぷり寛いでから、ジャムコーナーの品出しを
していたスタッフにお声がけをすると、色々と教えていただけました。

やはり、どんなことでも現地現物ですね。

お客様の反応はもちろん、スタッフさんの知識、サービスレベルなど
色々な事がわかり、今後の参考になりました。


ラベルデザインを褒めていただいたので、デザインコンセプトを説明すると
「なるほど~♪」とご納得いただけた様子。
その他にも、仕事の邪魔にならない程度に想いをお伝えすることができ
わざわざ行った甲斐があったと言うもの。


今回のルビーグレープフルーツのマーマレードは、品川、横浜、名古屋、
博多、福岡の5店舗でのお取り扱いとなりましたが、「来年はぜひ、博多と
福岡を訪問できるよう頑張ろう」と心に誓いました!

nice!(4)  コメント(1) 
共通テーマ:住宅

初めてのクリーンルーム [ ・New_ビオトープのある研究所]

建築工事もいよいよ終盤に入り、各部屋が形になってきました。
「非住宅」とは言わば「働く建築」のこと。
人が仕事をし、社会に価値を提供するための建築ですから、各室にはそれぞれ
要求された機能があります。

この研究所は、世界中のゲストを迎える来客ゾーンと研究開発ゾーンに分かれて
いて、研究開発ゾーンはスタッフが技術開発に専念できるように配慮しました。

DSCF2883.jpg
■クリーンルーム
この研究所では、クライアントの要望により40㎡強のクリーンルームを設けて
います。
見た目は「まぁ、クリーンルームってこんな感じだよね!」と思われるはず。
しかし、ここに新製品がインストールされると、今までにないクリーンルームが
完成するとのこと。


コンセプト通りの性能が出れば、モノづくりの現場が飛躍的に変わる可能性を秘めて
いるため、設計者、施工者ともに期待を実現できるよう努めています。

nice!(6)  コメント(1) 
共通テーマ:住宅

【後編】ワークショップの様子 [ ・「森のたまご」イベント]

後編は木曜日にアップする予定でしたが、緊急対応が発生してしまい報告が
遅れました。申し訳ありません・・・。

では、気を取り直して「第11回 森のたまご」開催日当日の報告後編です。

DSCF2754.jpg
■夏草採取の様子
基本的な手順を説明した後、両親や祖父母とお子様がOMスタッフの後に続いて
「地球のたまご」の敷地を散策しながら、キャンドルとワックスバーに入れる
草花を採取しました。



DSCF2772.jpg
■草花の乾燥とレイアウト
採取した草花をドライフラワーにするため、乾燥剤のシリカゲルを入れたタッパーに
入れます。
他にもスタッフが事前に作っておいた素材を使って、レイアウトを決めて行きます。



DSCF2779.jpg
■ワークショップの様子
10組25名にスタッフ5名が加わり、会場のカフェテリアスペースは大賑わい。
3つの作品を制作するため、時間いっぱい創作作業に夢中になっていました。



DSCF2801.jpg
■参加者の作品
ワックスバー2つ。
草花を乾燥させて型紙に入れ、溶けたワックス(蝋)を流し込んで固まるのを
待ちます。



DSCF2813.jpg
■参加者さんの作品
完成した作品を階段に並べて撮影会。
ワックスバー2つとキャンドル1つを1セットとして制作しました。



DSCF2820.jpg
■全員で記念撮影
「楽しかった人~?」と聞くと、皆さん元気に「は~い♪」と手を挙げて
くれました。
運営スタッフは、この笑顔を見たくて企画運営しております。

先日、過去に参加した柑橘農家の方から「森のたまごに参加して自然のこと、
植物のことを知り、考えるようになりました!」と言うコメントをいただき
ました。


毎回冒頭に、森のたまごの運営意図の他、少しだけ時間をいただいて自然の
事を考えるきっかけとなるお話しをさせていただいているものの、どう受け止め
られているのかいつも不安だっただけに嬉しい一言でした。

次回第12回の開催は、12月上旬~中旬の日曜日を予定しています。
初夏とは違う自然体験学習で楽しんで学んでいただけるよう、頑張りたいと
思います。

nice!(5)  コメント(2) 
共通テーマ:住宅

【前編】今回も盛況で終了しました♪ [ ・「森のたまご」イベント]

「ドングリから森に育てよう」と言う想いを込めてスタートした自然体験型
イベント「森のたまご」第11回目が無事終了しました。

DSCF2792.jpg
■夏草キャンドルの作例


DSCF2801.jpg
■ワックスバー(参加者の作品)
OMソーラー「地球のたまご」の敷地を散策して摘んだ夏草を乾燥させ、
キャンドルを作ったり、エッセンシャルオイルの芳香を放つワックスバーを
作りました。


1時半の開始時にイベント開催の趣旨を説明した後、梅雨明け後には暑い夏が
訪れるため、地球温暖化についてできるだけ分かりやすく解説しました。
せっかくの楽しいイベントの前に、事実を知って気分が滅入ってしまっても
いけないですが、やはり知っておいてもらいたいと思い、いつもより時間を延長
して解説させてもらいました。



DSCF2765.jpg
■予め作っておいた自然の夏草
皆さん、自然の草の色にとても喜んでくれて、楽しんで取り組んでくれました。
今回は3つの作品を作るため作業量が多い上、僕のヨタ話もあり16時半に
エンディングとなりました。


DSCF2750.jpg
■自然の夏草達
緑色の葉でも色々な色や形がありますね。
通常は、雑草として一括りにされてしまいますが、こうして並べ見ると
それぞれに個性があり美しい形態をしている事がわかります。


小さなお子様が大人と一緒に楽しみながら手作りすることに意義がありますが、
毎回、大人も子供も真剣に取り組んでいただいているお陰で、クオリティを
下げずに11回目も続けてこれています。


次回は、作業の様子や全体の雰囲気をお伝えして報告と致します。

nice!(4)  コメント(1) 
共通テーマ:住宅
前の10件 | -